2012-11-09から1日間の記事一覧

54.バレンタインデーにチョコをプレゼントした原告が、被告に対し、平成25年3月14日に「チョコレートの価格の3倍相当額の何か」の引渡請求訴訟を提起したが、請求の趣旨が特定されないとして補正を命じ、補正されなかったので訴状を却下した事案(東京地判平成25年2月14日) #ウソ判例百選

原告としては、生存権についての棟居快行説を応用して、「任意の履行においては現物給付も可能であるものの、裁判上、具体的請求権としての3倍相当額の金銭請求が認められる」という議論を展開することが望ましかったのではなかろうか。

53.水浴び中の天女の羽衣を盗んだとして窃盗罪で起訴された男につき、羽衣は衣服ではなく、天まで飛ぶ交通手段であり法律上「航空機」に該当するとして、航空機強取罪(航空機の強取等の処罰に関する法律)が適用され、窃盗罪は適用されないとして無罪とされた事案(太政官和銅6年5月甲子) #ウソ判例百選

52.埼玉県警の警部が国外において捜査活動を行ったことは主権侵害であり、インターポールとして同警部を派遣をしたこともなければ、そのような権限もないとして、カリオストロ公国から日本に対する対抗措置が正当とされた事案(国際司法裁判所勧告的意見1979年12月15日) #ウソ判例百選

51.青鬼が子ども達を襲った行為の裏には、赤鬼との共謀があったとして、殺人未遂罪の共謀共同正犯を認定し、赤鬼を無期懲役に処した上、既に無期懲役が確定している青鬼と同房で処遇するようにとの勧告を付した事案(山形地米沢支判平成25年2月3日)。 #ウソ判例百施

刑の執行及び運用に関しては,裁判所の権限外の事項であるにもかかわらず、一審判決が仮釈放の運用を慎重にすべきとに言及したことは必ずしも適切とはいえないといわざるを得ないが、この付言故に量刑判断が不当だとは認め難いとした事案(広島高判平成22…

50.タワー建築物が航空法の高さ制限に反するのに、財閥の圧力に屈して除去しない不作為が違法として近隣住民が提起した義務付け訴訟につき、航空法等は近隣住民の安心等を個人の利益としては保護していないとして原告適格を否定した事案(東京地判平成25年2月3日) #ウソ判例百選

49.一応完成したミステリ映画につき、事件の結末を勝手に追加したとして、体調不良になった脚本家が同一性保持権侵害を主張したが、映画の著作者人格権は全体的形成寄与者である女生徒に専属している(著作権法16条)として、請求を棄却した事案(岐阜地神山支判平成14年7月31日) #ウソ判例百選

48.幾多の流れ星に願いをまき散らす行為のスペースデブリ低減ガイドライン違反が争われ、スペースデブリは人工物体で「願い」は該当しないとした上、フランス委員の「その愛は賞賛に値する」との意向から非難決議を急遽賞賛に変えた事案(国連宇宙利用平和委員会決議平成24年3月7日) #ウソ判例百選

47.三時の方向から襲来し、学校という人の看守する建造物に侵入した敵に対し、必殺の最終秘奥義で反撃することは刑法上の正当防衛の要件を満たさないが、盗犯等防止法1条1項2号により正当防衛とみなされるとして非行なし不処分決定をした事案(四葉家裁桃色支判平成24年6月27日) #ウソ判例百選

多分、彼女達は新司は労働法を選択し、ロースクールで労働法優の好成績*1を取得しているのだ、と信じている。 *1:某大学だと優上が欲しい所ですが

46.少女怪盗団が窃盗未遂で起訴されたが、心は「財物」ではなく、また、公訴事実の同一性が欠けることから刃体の長さが六センチメートル超えるナイフを片手に今日も飛び回ったとの銃刀法違反に訴因変更することも不適法として、無罪を言い渡した事案(四葉地桃色支判平成22年5月5日) #ウソ判例百選

なお、四葉地検桃色支部の検察官は、東京高検から「『あなたのハートを頂きます』という脅迫状を送付した件を業務妨害罪に問擬すべきだった」とこってり絞られたとか、絞られなかったとか。

45.贈与された手作りチョコが「地雷」だったと受贈者が贈与者の瑕疵担保責任(民法551条1項)を追及したところ、贈与者は瑕疵につき悪意だが、料理が下手なのを知りながら受け取った受贈者には瑕疵担保責任を追及する資格はないと請求を棄却した事案(東京地判平成25年2月14日) #ウソ判例百選

44.バレンタインデーにチョコレートを受け取ったイケメン受贈者に対し贈与者が3倍返しを求めて提訴したところ、3倍返しは、法令、契約、慣習いずれの根拠も欠くものの、請求認容が「条理」(裁判事務心得3条)にかなうと判断し、請求を認容した事案(東京地判平成25年2月14日) #ウソ判例百選

裁判事務心得が未だに有効かは争いがあるところです。

43.戦闘家が元気を分けてくれと申し込み、相手方の承諾を得る前にその元気を奪ったのは、法律上保護される利益の侵害として不法行為に該当とするとしたが、広く薄く奪われた元気の一人分は数額算定出来ない程少ないとして損害賠償請求を棄却した事案(西の都地判エイジ774年5月8日) #ウソ判例百選

民事訴訟法248条の利用が考えられる事例ですね。

42.受贈者が、自己には本命がいないとの外観を表示したため本命チョコを作って贈ったところ、後に本命の存在が判明したため、贈与者が返還を請求した事案につき、本命がいないと思い込んだのは贈与者側の重過失であるとして錯誤の主張を退けたが、贈与者は未成年として未成年取消を認めた事案(東京地判平成25年3月14日) #ウソ判例百選

41.講堂の指定管理者たる生徒会の出した講堂使用不許可処分につき、行政不服審査法に基づき公立高校に対して審査請求(地自法244条の4第3項)を行った事ところ、生徒会長の偏見に基づく不許可処分であり違法と判断し、不許可処分を取消した事案(音ノ木坂学院平成25年1月13日) #ウソ判例百選

40.バレンタインチョコの配当表に対し、「明らかに義理としか思えない」として異議の申立て(破産法200条1項)がなされたが、本当は本命なのに恥ずかしいので義理に見えるチョコを配当しようとした可能性もあるとして配当表の更正を命じなかった事案(東京地決平成26年2月14日) #ウソ判例百選

39.大量のチョコを貰ってホワイトデーのお返しが返せなくなった破産者が「3倍返しは契約に基づく本旨弁済である」と主張したが、「取引を総合的に見れば実質的には破産者の財産が一方的に失われる無償行為に過ぎない」として否認権行使が認められた事案(東京地判平成25年3月14日) #ウソ判例百選

38.野獣が美女との間で真実の愛を見つけ、魔法が解けて王子に戻るという作品につき、究極的には美女がイケメンと結婚するという話に過ぎないのに、「野獣」というタイトルは過度に非リアの期待を煽るとして、優良誤認が認められた事案(パリ地判1740年11月22日) #ウソ判例百選

37.遊園地で男性と激突した女子高生が将来その男性と結婚するとの広告が、同所へ来場すれば結婚できるとのメッセージを発しており実質的には「結婚相談所」の広告であるとして、日本民間放送連盟放送基準109条に基づき放送を拒絶したことが適法とされた事案(東京地判平成25年2月19日) #ウソ判例百選

36.龍に対し、球体獲得者が願いの実現を求め提訴したところ本契約は要約者である最長老、諾約者である龍、受益者である球体獲得者の間の「第三者のためにする契約」であるから「最長老の力を超える願いは叶えられない」との抗弁を受益者に対抗できるとして球体獲得者の請求を棄却した事案 #ウソ判例百選

35.児童の生命身体にかかわる事態が発生することが予見され、これを回避する措置を執ることを怠った場合には学校設置者は国家賠償法上の責任を負うとして、「うちの息子が魔法少女になったのは学校の責任」との請求が認容された事案(東京地判平成19年9月10日) #ウソ判例百選

34.市営結婚式場の使用許可につき二次会で同窓会を始める危険が高いとの参列者からの取消訴訟につき根拠法令上参列者の利益保護は読めないものの少子化社会対策基本法等目的を共通にする関係法令から参列者の法律上の利益を認め、原告適格を認めた事案(果樹或地判平成25年2月24日) #ウソ判例百選

33.禁書目録(インデックス)作成が検閲禁止に反すると学園都市の劣等生が提訴したが、検閲は行政権が主体として、思想内容等の表現物を対象に、発表禁止目的で、網羅的一般的に発表前に内容を審査し発表を禁じることであって定義上不該当とされた事案(最判昭和昭和59年12月12日) #ウソ判例百選

32.自称17歳の少年につき、20回以上17歳の誕生日を迎えていることが認められ、本人の年齢は17歳と20歳以上のいずれとも判定できないが、「疑わしきは被告人の利益に」の原則に従って少年法を適用すべきとした事例(宇都宮家決平成3年8月14日家庭裁判月報44巻1号164頁) #ウソ判例百選

31.公衆の面前で「スカートが短い方がいい」「スカートがない方がいい」と言いあい、迷惑防止条例違反(人を著しくしゆう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わいな言動)で起訴された被告人につき、同人らは鉄道オタクであるとして無罪を言渡した事案(東京地判平成25年2月29日) #ウソ判例百選

このウソ判例とは、違う類型の鉄道オタク(乗り鉄)に関するリアル判例としてはスリの前科のある被告人がまた電車内でスリをしたとして起訴された事案につき、赤羽駅での入場後池袋駅の出場まで1時間40分かかる等通常の電車の乗り方ではないが、被告人が…

30.検察官による「裁判官は被告人の親友であった」との忌避申立てを簡易却下し、そのまま無罪判決を言い渡した第一審判決には重大な瑕疵があるものの、そもそも、虎に当事者能力はないとしてこれを破棄し、公訴棄却の自判をした事案(嶺南高判至徳3載12月4日) #ウソ判例百選

29.殺人、死体損壊罪で起訴された人食い虎につき、裁判官が法廷で被告人の声を聞くなり、「その声は、我が友、李徴子ではないか?」と言って無罪判決を言い渡した事案(嶺南地判至徳3載9月20日) #ウソ判例百選

14.14歳の少年が、父親からPTSDになりそうな過酷な労働を強制され虐待されている児童虐待事案につき、児童虐待防止法2条4号に該当するとして、施設入所措置が取られたが、超法規的措置として入所先が某特務機関の日本本部とされた事案(第三東京地判平成27年12月1日)

28.定期贈与契約(民法552条)に基づく年1回、元日における親からの贈与の終期について、親は二十歳まで、子は大学卒業までと認識の齟齬があり、かかる齟齬は「要素の錯誤」として、契約が無効とされ、子に対し、これまで受領した受贈金の返還を命じた事案(柬亰地判平成25年1月1日) #お年玉 #ウソ判例百選

8.木工細工及びヤギ乳チーズ製造業者の老取締役が、若い女性株主からの「口笛が遠く迄聴こえる理由如何」「雲が我を待つ理由如何」等の質問に回答しなかったものの、これらの質問は総会の目的事項と無関係として説明義務違反が認められなかった事案(アルム地判1974年1月26日) #ウソ判例百選

7.月に代わってお仕置をすると主張する美少女軍団が、月から委任を受けていないとして無権代理人の責任を追及されたが、お仕置という事実行為に無権代理人の責任の規定(民法117条)は適用されないとして原告ダークキングダムの請求が棄却された事案(東京地判平成24年5月5日) #ウソ判例百選