2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

司法警察職員のトリックによりはじめて麻薬を所持するに至った者が、待ちうけていた警察職員に現行犯として逮捕され、その所持する麻薬を押収された場合に、その者を処罰することは、憲法13条の規定の趣旨に抵触して許されないとした事案(横浜地判昭和26年6月19日裁時87号3頁) #トリック

自白は、取調官がトリックを用いたり暗示にかからせる等違法な取調によってなされたものではなく、任意によるものと認められるので、これらを証拠に採用したことは憲法38条1項に違反しないとした事案(東京高判昭和47年4月19日税務訴訟資料72号557頁) #トリック

懲戒解雇できる場合に普通解雇をしたのは、懲戒解雇に必要な人事委員会の審査等を回避するトリックだと主張したが、懲戒解雇事由がある場合でも普通解雇を選択することによって懲戒解雇をすることによる不利益を回避できる等として解雇を有効とした事案(東京高判平成21年12月24日) #トリック

「通行禁止」の標識に、「通り抜けは出来ません」との矛盾する標示板を併置した場合、この先が行き止まりなだけか一メートルたりとも通ってはならないのか分からず規制が客観的に適法かつ有効になされていないとして無罪とした事案(玉名簡判昭和45年6月6日判タ254号255頁)(再掲) #矛盾

被告人のアリバイが立証された後、これと矛盾しない訴因に変更する申立も許される(東京高判昭和55年6月30日東京高等裁判所(刑事)判決時報31巻6号89頁) #矛盾

従業員が組合のビラ等を透明なケースに入れて自己の机上に置いたことが、業務遂行と何ら矛盾なく両立しうるものであり、業務を阻害し、職場秩序を乱す虞もないものであって、例外的に許される就業時間中の組合活動に該当するとした事案(大阪地判昭和57年2月24日労判384号57頁) #矛盾

判決が甲については乙との共同正犯を認定して有罪を言渡しながら、乙については甲との共同正犯を否定して無罪を言渡している矛盾があっても、これをもって直ちに理由の不備または食違いがあるものとすることはできない(広島高岡山支判昭和29年1月14日高刑集7巻3号248頁) #矛盾

遺産をすべて妻に譲る旨の第1遺言と、妻の生存中は土地家屋その他一切の現状を維持し、妻の死後にそれらを換金して子らに与える旨の第2遺言の間に矛盾抵触はないとした事案(東京高判平成14年8月29日判タ1114号264頁) #矛盾

同一当事者間に、日本および米国の各裁判所で相互に矛盾抵触する確定判決が存するときは、米国裁判所の判決を承認することは、日本裁判法秩序に反し、外国裁判所の判決が日本における公の秩序に反する場合に該当する(大阪地判昭和52年12月22日判タ361号127頁) #矛盾

証拠の内容の一部が判示と矛盾すれば、その部分は証拠としなかつたものと認められるとした事案(最判昭和26年12月25日刑集5巻13号2630頁) #矛盾

自治体が請願書を単なる問い合わせとして取り扱った事案について、請願が「請願」として受理されることに参政権的な意義があり、自治体が誠実処理を義務付けられることが波及的効果を及ぼす可能性があるから、訴えの利益があるとした事案(東京地判平成14年5月21日判時1791号53頁) #請願

受刑者を他の刑務所に移送するかどうかは特別権力関係に基づく刑務所長の裁量に委ねられるが、移送が刑務所の運営の不正不当を指摘した受刑者の請願等への報復として行なわれた場合には、移送について、司法救済を求めることができる(千葉地判昭和35年4月14日行集11巻4号1114頁) #請願

請願は、これを受理または採用した官公署に対し法律上の拘束を課するものではなく、請願者の権利義務その他の法律関係に影響を及ぼさないから、採否の決定は行政処分と解されず、請願者は採決決議の効力を争う法律上の利益を有しない(東京地判昭和32年1月31日行集8巻1号133頁) #請願

住民の小学校統廃合案に反対する請願のため署名活動に対し、町が署名者に戸別訪問をして、誰が頼みに来たんだ、その後気持ちは変わってないか等と聞くのは、署名者や署名活動者に対して不当に圧力を加えるものとして違法とした事例(岐阜地判平成22年11月10日判時2100号119頁) #請願

原告が議会に震災に関する請願をしたところ議員である被告らの所属会派による議会報告に上記請願に反対する内容の記事を掲載され名誉を毀損されたと主張したものの、原告らの社会的評価を低下させるものとはいえないとして原告らの請求をいずれも棄却した事案(仙台地判平成25年4月11日) #請願

バーベキュー用金串を突出して脅迫したが、被害者が金串を刃物でなくドライバー様のものであると看破した場合、かかる脅迫はいまだ反抗を抑圧するに足るものと断定することはできないとした事案(大阪地判昭和40年3月18日判タ174号182頁) #BBQ

市職員の上司が部下に対し、バーベキューの記念撮影において、自分の膝の間に座るよう強い「不倫しよう」等と述べたことについて、セクシャルハラスメントであり、かつ、バーベキュー中でも職務執行性があるとした事案(横浜地判平成16年7月8日判時1865号106頁) #BBQ

親水公園で行われたバーベキュー大会で友達と一緒に川で遊んだ被害女児が、翌日川に入って深みにはまりで岸下事案について、河川及び公園・親水施設管理上の瑕疵があるとして国家賠償を認めたが、9割の過失相殺をした事案(前橋地判平成21年7月17日判時2072号116頁) #BBQ

バーベキューが終わりかけた段階で水上バイク遊びに興じた際に生じた水上バイク同士の事故について、加害バイクの過失を認め、後遺症逸失利益等の賠償を認めた事案(大阪地判平成22年1月27日交民集43巻1号64頁) #BBQ

真面目な話をすると、アメリカでは、法律事務所の合併・分裂専門弁護士がいるらしい。特に分裂では潜在的紛争事項が多数あるので、かなりフィー(多くの場合タイムチャージ)が取れるらしい。日本ではブルー・オーシャン? #ニッチな市場

書証の原本/写しの区別に詳しい弁護士 #ニッチな市場

弁護人選任届に強い弁護士 #ニッチな市場

弾劾裁判に強い弁護士 #ニッチな市場

実用新案に強い弁護士 #ニッチな市場

管轄・移送に強い弁護士 #ニッチな市場

月協定に強い弁護士 #ニッチな市場

軽犯罪法に強い弁護士 #ニッチな市場

訴訟記録閲覧等制限申立事件に強い弁護士 #ニッチな市場

過料事件に強い弁護士 #ニッチな市場

旧ソ連法に強い弁護士 #ニッチな市場