2013-10-30から1日間の記事一覧

「通行禁止」の標識に、「通り抜けは出来ません」との矛盾する標示板を併置した場合、この先が行き止まりなだけか一メートルたりとも通ってはならないのか分からず規制が客観的に適法かつ有効になされていないとして無罪とした事案(玉名簡判昭和45年6月6日判タ254号255頁)(再掲) #矛盾

被告人のアリバイが立証された後、これと矛盾しない訴因に変更する申立も許される(東京高判昭和55年6月30日東京高等裁判所(刑事)判決時報31巻6号89頁) #矛盾

従業員が組合のビラ等を透明なケースに入れて自己の机上に置いたことが、業務遂行と何ら矛盾なく両立しうるものであり、業務を阻害し、職場秩序を乱す虞もないものであって、例外的に許される就業時間中の組合活動に該当するとした事案(大阪地判昭和57年2月24日労判384号57頁) #矛盾

判決が甲については乙との共同正犯を認定して有罪を言渡しながら、乙については甲との共同正犯を否定して無罪を言渡している矛盾があっても、これをもって直ちに理由の不備または食違いがあるものとすることはできない(広島高岡山支判昭和29年1月14日高刑集7巻3号248頁) #矛盾

遺産をすべて妻に譲る旨の第1遺言と、妻の生存中は土地家屋その他一切の現状を維持し、妻の死後にそれらを換金して子らに与える旨の第2遺言の間に矛盾抵触はないとした事案(東京高判平成14年8月29日判タ1114号264頁) #矛盾

同一当事者間に、日本および米国の各裁判所で相互に矛盾抵触する確定判決が存するときは、米国裁判所の判決を承認することは、日本裁判法秩序に反し、外国裁判所の判決が日本における公の秩序に反する場合に該当する(大阪地判昭和52年12月22日判タ361号127頁) #矛盾

証拠の内容の一部が判示と矛盾すれば、その部分は証拠としなかつたものと認められるとした事案(最判昭和26年12月25日刑集5巻13号2630頁) #矛盾