2012-11-26から1日間の記事一覧

事件記録が戦時の災害で焼失した(略)場合、東京地方裁判所においては事件部の一つを事件記録再製の担当者と定め、当事者の要請を受けて、当事者の所持する訴状(略)控をもとに記録の一物を再製し(略)たことは、当裁判所に顕著な事実である(東京高判昭和60年4月24日判時1155号264頁)

我国の農業政策のガンが、零細農による農業経営自立の至難にあることは当裁判所に顕著な事実である(広島高判昭和24年5月9日行政裁判月報22号77頁) #顕著な事実

空襲下において、焼夷弾が屋根に止まらないよう都市にある家屋は天井板をはずしていたのであつて、その行為が防衛上必要かつ適切な措置として当時一般になされていたことは当裁判所に顕著な事実である(神戸地判昭和25年6月26日下民集1巻6号996頁) #顕著な事実

(当該少年院継続収容申請対象者)は自己顕示性傾向が著明で、顔面の糜爛に劣等感を持ち、人格像は派手好みにして軽薄、ひねくれて我が強く、性的衝動早発し思慮浅く、自恣的因子の浮動する虚飾型として示されることは当裁判所に顕著(岐阜家決昭和31年10月25日家月8巻10号75頁) #顕著な事実

大洋を隔てた彼の国(注:米国のこと)で訴訟を起すには巨額の経費を要する点で経済的に不可能であることもあるし、近接の国においても国交の開けていない国において訴訟を起すことは事実上不可能に近いことは当裁判所に顕著である(東京地判昭和31年12月20日判タ70号106頁) #顕著な事実

わが国における語学教育の現状からみて酒類の取引者、需要者の相当多数の者が常に仏語を正確に発音して称呼するとはいえないことは当裁判所に顕著な事実である(東京高判昭和60年6月25日判例時報1169号148頁) #顕著な事実

原告は、その意に反した裁判等がされると裁判官等を相手方として損害賠償を求め、訴えが認容されないと、更に、当該担当裁判官等を相手方として同様に訴えを提起するのが常態であることは当裁判所に顕著な事実である(横浜地判昭和62年2月12日判タ645号251頁) #顕著な事実

主 文 本件訴えをいずれも却下する。 訴訟費用は原告の負担とする。 事実及び理由 一 本件訴えの要旨は、被告の裁判官甲において、原告を当事者(原告)とする相模原簡易裁判所昭和六一年(ハ)第三四〇号事件につき、当該訴えのうち一の請求についての価額…

今日のように情報媒体が多様化し、国内的国際的情報量が飛躍的に増大した社会において、人々は多量の情報を識別認識することに慣れ、個々の情報間の差異に敏感に反応する習性が培われていることは当裁判所に顕著な事実である(東京高判平成5年2月17日判タ829号215頁) #顕著な事実

一部上場企業関連会社や優良企業は、通常、受取手形を満期まで保管するか、現金の必要な場合には取引銀行等の金融機関に低利の割引料で割引に出しており、個人に手形を譲渡することが例外的であることは当裁判所に顕著な事実である(東京地判平成15年2月6日) #顕著な事実

和解調書においては和解成立の前提となる個別の権利関係を明確には記載せず、紛争を解決するのに最低限必要な条項のみを記載して和解を成立させることも決して珍しくないことは当裁判所に顕著な事実である(東京地判平成15年12月12日判例時報1850号51頁) #顕著な事実

過払金返還請求訴訟は,弁護士に依頼しなくても本人訴訟によって提起できることは当裁判所に顕著な事実である(東京簡判平成21年11月26日) #顕著な事実

証明不要な「顕著な事実」(民訴法179条)としては公知の事実のほか、当該裁判所にとって職務上顕著な事実をも含む(最判昭和28年9月11日集民9号901頁) #顕著な事実