2013-04-21から1日間の記事一覧

2個の浴槽のうちの1個に約七〇度から八〇度位の熱湯を蓄えていたところ、そこに入った被害者が火傷をして死亡した事案で、浴場の経営者には事故防止義務があるところ、熱湯注意の立て札だけでは不十分等として賠償責任が認められた事案(東京地判昭和34年5月27日判タ94号57頁) #テルマエ

個室付浴場業の開業を阻止することを主目的として、その附近に児童遊園を設置することを許可したことが、行政権の著しい濫用によるものとして国家賠償法1条1項にいう公権力の違法な行使にあたるとされた事例(余目町個室付浴場業事件・最判昭和53年5月26日民集32巻3号689頁) #テルマエ

サウナ風呂に入浴中、サウナ風呂のヒーターの過熱による火災事故につき、サウナ風呂の開発・製作者、サウナ風呂の経営者、サウナ風呂のあつたビルの所有・管理者の損害賠償責任が肯定された事案(東京地判昭和55年4月25日判タ412号73頁) #テルマエ

公衆浴場における盗撮映像をもとにDVDを制作・販売した行為が、当該盗撮映像に係る被撮影者のプライバシー権・肖像権を侵害し不法行為を構成するとして、DVDを制作会社らの損害賠償責任が認められた事案(大阪地判平成21年3月27日) #テルマエ 

甲は,本件訴訟係属中の平成19年9月8日,全国盗撮犯罪被害対策室の顧問である乙から情報提供を受け,公衆浴場で全裸となった原告の姿が盗撮された本件DVD3の存在を知り,その旨原告に伝えた。なお,原告の姿が盗撮されたのは,平成14年10月ころ…

ホテルの大浴場にある階段で転倒した被害者について、床が濡れている状態で素足で歩くと滑り抵抗値が少なくなる結果滑ってしまう可能性があり、いったん滑ってしまうと転倒は避けられない等としてホテル側の損害賠償義務を認めた事案(盛岡地判平成23年3月4日判タ1353号158頁) #テルマエ