ダンスで女性をホールドする際のフィーリングの説明のため、中華鍋をイメージをするよう示唆する引用例があるものの、そこから、ダンス練習具の発明について容易想到性があるとはいえないとした事案(知財高判平成21年9月1日判タ1338号254頁) #フィーリング

正太「ホールドの緊張感を作るときに,腕の上側に緊張感を通してはだめだよ。これだと肩が盛上がりやすいし,女性に対して被って行く感じになっちゃうから,女性に重い思いをさせることになる」
チー坊「だから,ホールドの緊張感は腕の下側に通さなくてはいけないの。例えば,大きくて重い“中華鍋”を下から抱えるとするでしょ。このとき,腕にはどんな力が働くかしら?」
正太「鍋を落とさないように,腕全体が下から支えようとするよね。これと同じように,女性を下からサポートしていくホールドでなくてはいけないよ」
チー坊「そのために,男性の右手は女性の背中の肉を下から“すくい上げて”くれるようなフィーリングが必要なの」
正太「“上げて寄せて”ってCMは聞いたことあるな?まあ,力を入れないこと。軽く触っているだけでいいんだ」