2013-03-28から1日間の記事一覧

病院で出生し3日目に心停止及び呼吸停止に陥った男児について、右事故の原因は乳幼児突然死症候群(SIDS)ではなく、看護婦によるうつぶせ寝による窒息であるとした事例(東京地判平成10年3月23日判タ988号264頁) #ナース

国立病院の看護婦等で組織する労働組合が夜間勤務規制を内容とする行政措置要求に対する人事院判定の実行を求めて判定から二六年経過後に全国各地の国立病院等において開催した勤務時間内に食い込む職場大会が違法な争議行為とされた事案(東京地判平成11年4月15日労判761号26頁) #ナース

患者を取り違えて手術した場合において、看護婦等について患者の同一性確認を怠った過失があるとして業務上過失致傷で罰金刑に処された事例(横浜地判平成13年9月20日判タ1087号296頁) #ナース

産院において稼働していた医師又は看護師が新生児同士を取り違えたことが約40年後に発覚したが、その損害が顕在化して初めて権利行使を期待することが可能となるものと解することができるとして時効の完成を認めなかった事例(東京高判平成18年10月12日判タ1252号264頁) #ナース

当直の看護師らが抑制具であるミトン(手先の丸まった長い手袋様のもので緊縛用のひもが付いているもの)を用いて入院中の患者の両上肢をベッドに拘束した行為は、患者が興奮状態にあった等の事情の下では適法とした事案(最判平成22年1月26日民集64巻1号219頁) #ナース

看護師が入院患者2名の足の爪を剥離させたとして起訴された傷害2件の事案について,捜査段階の自白の信用性を否定し,一部は傷害の故意がない,一部は正当業務行為として違法性が阻却されるとの理由により,無罪が言い渡された事例(福岡高判平成22年9月16日判タ1348号246頁) #ナース

被告人が甲及び乙の各右足親指の爪切りを行ってその爪床を露出させた行為は,医師との連携が十分とはいえなかったこと,結果的に微小ながら出血が生じていること,甲の右足親指についてはアルコールを含んだ綿花を応急処置として当てたままにして事後の観察…