2012-11-19から1日間の記事一覧

「高橋名人」商標の意味は、ゲーム・おもちゃ関係に「高橋名人」を使っていいのはハドソンだけ。ハドソンと契約があれば別だが、契約がなくとも、日常生活に高橋名人を使ったり、「高橋名人の健康食品」等を売り出すのは原則オッケー。

http://getnews.jp/archives/118317

フジテレビはポンキッキ開始時に「ガチャピン」を商標登録したものの、ムックは「なぜか」登録していなかった。そのうち、全然関係ない知育玩具にmukkuという名称を付けた企業(バンダイ)が現れて「ムック」の商標を登録されてしまった。 友利昴「へんな商標?」22頁(発明協会発行)より。 #知財

「らめぇ」と「だめ」の互換性に関する判例(東京高判昭和49年9月12日判例工業所有権法2711の6頁) 『ラ』の音は、発音の際舌のさきではじくのと同時に起る破裂の度合によつて『ダ』と聞き違いやすい(中略)語頭に『ラ』の音がくると特に正確に発音しにくく『ラ』を『ダ』と発音してしまう

既に「新世紀」という商標が存在したが「新世紀EVANGELION」という商標は、アニメ番組を認識させるという意味で商取引に資するのであり「新世紀」の文字が商取引に資するのではないから、両商標間の混同は生じず有効とされた事例(平成16年9月30無効2004-35043号) #知財

「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」を利用して、けんぷファーに関する商標登録の可否を検討した事例(積極)。特許庁さん、正式審決でwikipedia使って事実認定をしていいんすか?! (平成24年4月5日不服2011-11040号) #知財

「七輪焼お魚くわえたどら猫」は「サザエさん」を想起させるもので、著名なアニメテーマ曲のフレーズを無関係な者が商標登録することは社会の一般的道徳観念に反し、商取引の秩序を乱すおそれがあるとして商標登録を拒絶した事例。(平成21年11月10日不服2008-13799号) #知財

警視庁のマスコット「ピーポ君」は人気があるのか。特許庁は、ピーポ君の目を飛出させたブラックユーモア的マスコットの商標登録を拒絶するにあたり、「警視庁のシンボルマスコットとして国民の間に親しまれ、広く認識されている」と判断(平成17年12月28日異議2005-90263号) #知財

「となりのトトロ」の主人公はさつきかメイかトトロか。建築材料に対する「トトロ」という商標の登録申請を拒絶する際、特許庁は本件商標が「『となりのトトロ』の映画作品及びその主人公『トトロ』を想起」するとし、トトロ主人公説を明言(平成13年10月5日無効2000-35537号) #知財

法律事務所名は登録商標とされているか。特許電子図書館で「法律事務」の入った登録・出願済み商標を検索すると97件出る。多くはおなじみの事務所だが、四大では「長島・大野・常松」が見当たらないとか「サンタクロース法律事務所」「戦略的!なにわ法律事務所」等が出てくる等、楽しめる。 #知財