2012-11-22から1日間の記事一覧

挙式の1年以上前の予約キャンセルでは通常損害は発生しないとして、顧客都合の解除の場合申込金10万円を返還しないという式場利用契約の条項が消費者契約法9条1号違反として無効とされた事案(東京地判平成17年9月9日判例時報1948号96頁) #結婚式場トラブル

結婚式ビデオ撮影する契約をしたものの、新郎新婦の映っている映像が著しく少なく、重要場面で後ろ姿等しか映っていないというのは債務不履行に該たるとし、代金返還に加え、1人当たり7万円の慰謝料を認めた事案(東京簡判平成16年11月24日) #結婚式場トラブル

結婚式の当事者が暴力団員かどうかは、ホテル側にとって、挙式の契約をするかどうかを判断する上で重要な事項であり、これを知らなかったのは要素の錯誤に該当するとして式場予約を無効とした事案(広島地判平成22年4月13日判例時報2145号58頁) #結婚式場トラブル

行政財産は、その用途または目的を妨げない程度においてその使用を許可できるところ(地自法238条の4)、結婚式場を目的とする行政財産を第三者に同一の事業目的で使用許可したのは同条違反として許可処分を取り消した事案(浦和地判昭和61年3月31日判タ600号64頁) #結婚式場トラブル

結婚式に呼ばれなかった親族が上半身裸になって座り込み騒ぐといった妨害行為をしたため、仲人がその親族を叩いたという傷害事件につき、その行為は婚姻当事者らの権利を防衛するための正当防衛として無罪とした事案(田川簡判昭和39年4月2日下刑集6巻3〜4号374頁) #結婚式場トラブル