2013-02-23

所得税の控除関係の規定を納税者に不利に変更する改正（いわゆる長期譲渡所得につき損益通算を認めないとした改正）を、当該改正の施行日以前に行った取引について遡及適用するとした改正附則の規定は憲法８４条等に反しないとした事案（最判平成２３年９月２２日民集６５巻６号２７５６頁）。 #改正

判例

2013-02-22

「青い山脈」のテレビ映画化のために１３０万円を支払ったところ、２年経過した後は被告が自由に放映することが合意され、そのため使用料が高額に定められたと認定された事案（東京地判昭和４５年１月３０日判時６００号９７頁） #映画化

判例

2013-02-22

映画「七人の侍」の脚本料は橋本忍は３０万円、黒沢明は５０万円、小国英雄は２０万円であったが、これは買取り契約ではなく、映画化権は脚本家らに留保されているとした事案（東京地判昭和５３年２月２７日判タ３６９号３９８頁） #映画化

判例

第二 請求の原因 一 原告らは、共同して、映画「七人の侍」（以下「本件映画」という。）の脚本（以下「本件脚本」という。）を昭和二八年二月二五日著作し、本件脚本につき共有著作権を取得した。 二 しかるに、被告は、原告らが本件脚本について映画化権を…

2013-02-22

作中に登場する人物の関係者が、当該作品の映画化に反対し、名誉毀損等との書簡を送付することは、著作物の映画化を妨害する行為であるとしても二次的著作物に関する権利に基づき差止めることは著作権法が認めるものではないとした事案（横浜地決昭和６０年１０月２９日判タ６０９号９８頁） #映画化

判例

2013-02-22

映画をビデオ化、テレビ放送等する際に監督、脚本家に対し追加報酬、追加使用料を支払うことは、映画製作業界全体の慣行、慣習となっているものとは認められないとした事案（東京地判平成７年７月３１日判タ８９７号１９１頁） #映画化

判例

2013-02-22

「松本清張作品映画化リスト」ないし「松本清張作品テレビ化リスト」と題する松本清張の小説の映像化に関する事項のリストが編集著作物に当たらないとされた事例（東京地判平成１１年２月２５日判タ９９８号２５２頁） #映画化

判例

2013-02-22

「すてイヌシェパードの涙」と題する言語の著作物につき著作権料を三八〇万円として映画化の話があったという事実認定をした事案（横浜地小田原支判平成１４年８月２７日判時１８２４号１１９頁） #映画化

判例

2013-02-22

小説の映画化に係る契約において「一般的な社会慣行並びに商習慣等に反する許諾拒否は行わない」との合意があったとしても、年鑑シナリオ集へ収録して出版することに許諾を与えないことは、正当な権利行使の範囲内とされた事案（知財高判平成２３年３月２３日判時２１０９号１１７頁） #映画化

判例

2013-02-21

労働組合法の趣旨から、労働協約を締結する能力のない、労働組合の一部分が組合本部の意思に反して独自にストライキを行う山猫ストは許されないとした事案（東京地判昭和４４年１０月２８日労判９０号４５頁） #猫

判例

2013-02-21

猫飼育禁止の特約が付されているマンションの賃貸借において、借主が猫を飼育したことが、信頼関係破壊の一要素として、賃貸借契約解除が認められた事例（東京地判昭和５８年１月２８日判タ４９２号９５頁） #猫

判例

2013-02-21

猫の出産に関して行った陣痛促進剤の投与等に過失があったとして、獣医師に診察契約上の債務不履行責任が認められ，８０万円の賠償を命じた事案（大阪地判平成９年１月１３日判タ９４２号１４８頁） #猫

判例

2013-02-21

捨てねこの里親募集活動を行っていた原告らが、被告に対し、里親と偽ってねこを騙し取られたとして引き渡し及び慰謝料を求めたところ、ねこの特定が不十分として引渡請求は却下されたが慰謝料等の支払いが命じられた事案（大阪地判平成１８年９月６日判タ１２２９号２７３頁） #猫

判例

原告らは，被告に対し，本件各ねこにつき，各所有権に基づく返還請求権に基づいてその引渡しを求めているところ，引渡しの対象となる本件各ねこを特定するために，別紙「ねこの現状飼養状況一覧表」の「猫の形・特徴」欄記載のとおりに本件各ねこの特徴等を…

2013-02-20

自動車運転中の女性に暴行脅迫して車に乗り込み、盗難ナンバーを取付け全裸にして針金で緊縛し強姦という特殊な前科との類似性から犯人性を推認した事案（水戸地下妻支判平成４年２月２７日判時１４１３号３５頁） #前科

判例

2013-02-20

前科証拠を被告人と犯人の同一性の証明に用いる場合、前科に係る犯罪事実が顕著な特徴を有し公訴事実と相当程度類似することからそれ自体で両者の犯人が同一であることを合理的に推認させるようなものであとき証拠能力が肯定されるとした事案（最判平成２４年９月７日判タ１３８２号８５頁） #前科

判例

2013-02-20

最判平成２４年９月７日は前科以外の他の犯罪事実にも及ぶとして、前科に係る犯罪事実及び前科以外の他の犯罪事実を被告人と犯人の同一性の間接事実とすることが許されないとされた事例（最判平成２５年２月２０日） #前科

判例

2013-02-19

ハイヤー運転手が主任に「お前は配車主任なのか、それとも電話番なのか」と怒鳴りつける等した事案につき、出車指示に応じるのは企業の秩序維持のため当然に要請されるとして懲戒事由該当性を認め、飲酒運転等とあわせ解雇を有効とした事案（東京地判昭和４３年３月２６日労判７０号８２頁） #電話番

判例

2013-02-19

所持品検査の一部拒否を理由として、原告をバス車掌から整備課雑務手に降格させて電話番や洗車作業をさせ、同期と約７０万円程度の年収差を発生させた事案において、かかる懲戒処分が権限の逸脱による違法なもので無効とされた事案（山口地下関支判昭和５４年１０月８日労判３３０号９９頁） #電話番

判例

2013-02-19

勤め先の建設会社の社長宅で電話番や炊事掃除等の家政婦的仕事を行っていた職員がセクハラ等を受け解雇されたとして提訴した事案につき、セクハラは違法だが労働者の態度や家政婦としての能力等に照らし解雇は適法との原判決が是認された事案（最判平成１１年７月１６日労判７６７号１６頁） #電話番

判例

2013-02-19

宗教法人において、主に葬式、法人等の受付や電話番等を行っていた職員につき、一般の企業における労働者と業務内容や労働条件が類似すること等から労働基準法上の「労働者」にあたるとした事案（松山地今治支判平成８年３月１４日労判６９７号７１頁 ） #電話番

判例

2013-02-19

接触事故後バス運転士に除草を命じたことにつき、運転士が電話番等の雑務を行っているため、およそ除草を命じられないものではないが、運転士に過失がないのに十分な調査を尽くさずに炎天下の営業所構内除草を命じたことは違法とした事例（横浜地判平成１１年９月２１日労判７７１号３２頁） #電話番

判例

2013-02-18

住民の小学校統廃合案に反対する署名活動に対し、被告である町が署名者に戸別訪問をして、誰が頼みに来たんだ、その後気持ちは変わってないか等と聞くのは、署名者や署名活動者に対して不当に圧力を加えるものとして違法とした事例（岐阜地判平成２２年１１月１０日判時２１００号１１９頁） #廃校

判例

控訴審の名古屋高判平成２４年４月２７日でも違法との結論に変わりはないが、賠償額を変更。

2013-02-18

公立学校設置条例を改正してこれを告示すれば、それによって廃校は完結したものとされ、その後において具体的に小学校を閉鎖することやこれに関する通告をする等の措置は、単なる事後的な事務の処理の一つに過ぎないとした事案（東京高決昭和５２年３月４日東高裁判決時報民２８巻３号４９頁） #廃校

判例

2013-02-18

居宅から統合小学校まで片道各九キロメートルないし一〇キロメートルを通学のため往復しなければならいことは回復の困難な損害だ等として旧小学校の廃止及び統合小学校への就学指定の各処分の効力が停止された事例（名古屋高金沢支決昭和５１年６月１８日判タ３４２号１８１頁） #廃校

判例

2013-02-17

夫婦別姓を実践するため籍を入れていないだけで事実上婚姻と同様の生活をしている夫婦の夫と被告が不貞行為をした事案について、「妻」である原告の慰謝料請求を認めた事案（東京地判平成１７年３月１４日） #夫婦別姓

判例

2013-02-17

憲法の秩序を破壊する夫婦別姓を記載した教科書を使わせるな等という訴訟につき、誤った教育の強制は憲法違反の余地があるが、国には教育内容決定権能があり、教科書の具体的内容につき生徒保護者に法的な利益は与えられてない等として請求を棄却した事案（東京地判平成１３年１２月６日） #夫婦別姓

判例

2013-02-17

婚姻後妻の氏を名乗ることとしたが、婚姻中に夫の強い抵抗により夫の氏に変更し、離婚後更に再度変更前の氏に戻すよう申し立てた事案につき、夫婦別姓が認められない法制の下では理解できる心情等とした上で再度の変更を認めた事案（宇都宮家審平成７年９月２２日家月４８巻４号７５頁） #夫婦別姓

判例

2013-02-17

国立大学の女性教授が大学の人事記録等において旧姓を使ってほしいのに戸籍上の姓を使われたとして、旧姓利用義務付けや損害賠償請求等の訴訟を起こしたが、義務付け訴訟は不適法とされ、戸籍上の姓名の記載は違法ではないとされた事案（東京地判平成５年１１月１９日判タ８３５号５８頁） #夫婦別姓

判例

2013-02-17

婚姻後の氏として夫婦それぞれの姓を選択する旨記載した婚姻届についての市長の不受理処分が憲法違反等として訴訟を提起したが、夫婦別姓を義務付ける民法７５０条は合理性があり憲法１３条、２４条１項等に違反しないとした事案（岐阜家審平成元年６月２３日家月４１巻９号１１６頁） #夫婦別姓

判例

2013-02-16

永久磁石の吸引、反発作用を利用することによりエネルギーを取り出し続けられる装置も永久機関っぽい印象を受ける（特許3439287） #永久機関

知財

2013-02-16

特許が成立したものとしては装置内を落下及び上昇を繰り返して循環する球体からエネルギーを取り出す球体循環装置はやや永久機関っぽいイメージ（特許4608598） #永久機関

知財

参考： window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fj…