2013-07-31から1日間の記事一覧

その他、いわゆる「ビデ倫」の肛門描写に関する自主規制の変更については東京地判平成23年9月6日の判示が詳しい。 #肛門とわいせつ性

鞭の柄を自らの肛門に挿入している姿を被写体とし、写真中央に鞭の柄が突き刺さった肛門部分が配置された写真であって、鞭のような他傷道具を使用する性戯や肛門性交を連想させるものというべきで猥褻性があるとした事案(東京地判平成6年10月27日判時1520号77頁) #肛門とわいせつ性

女性又は男性の肛門もしくは肛門付近に、浣腸器等の器具を挿入ないし接着しているに過ぎない写真についてわいせつ性を否定し、原判決を破棄した事案(東京高判昭和56年2月25日東高判決時報刑事32巻2号16頁) #肛門とわいせつ性

性器を手等で隠した浣腸シーンの写真について、性器よりもむしろ肛門の部分を大写したものとみられる写真も含め、他の写真と総合した上で、その全体を刑法一七五条の「わいせつ」の図画にあたることは明らかとした事案(東京高判昭和54年12月3日速報集2393号) #肛門とわいせつ性

某まとめサイトがミスリーディングと話題らしいが、単なる「また、◯◯◯か」というレベルの議論ではなく、過去の判例、検挙事例、自主規制等に照らした客観的で建設的な議論を期待したい。 #肛門とわいせつ性